女優・小林涼子「田畑で得た経験が大人になった今も生きている」感受性を育む農業体験

子育て

“食べられる方法”を探して 苦手意識も克服

「食」には、さまざまな役割がある。生きるために必要な行動であるのはもちろん、他者と交流を深めるツールとなったり、地域の文化を知るきっかけになったりもする。「食べること」に関心をもつほど、人生がより豊かで健やかになるといっても過言ではないだろう。

小林涼子さんの父は、「食」の大切さを深く理解していた一人。小林さんの家庭では、“食べられないものをなるべく減らす”をモットーとした食卓づくりが行われていたそう。小林さんは、楽しそうに当時を振り返る。

「子供の頃は、しめじとグリーンピースが苦手で。私がこれらをおいしく食べられるようになるまで、父は母と協力して色々な調理法を試してくれました。例えばしめじの場合は、炒め物や炊き込みご飯にすればおいしく食べられることが分かって。無理に食べさせるのではなく、食べられる方法を一緒に探してくれたおかげで、苦手意識を克服することもできました」。

大人になった今、“食べられないものは、ほぼありません”と話す小林さん。幅広い食事をおいしく食べられるため、シーンを問わず、食事のひと時を楽しめているそう。

ちなみに小林さんの父は、キッチンに立つことを好む人。母の誕生日には、フルーツタルトなどスイーツ作りにいそしんでいたという。

「市販のパイ生地にホイップクリームやフルーツをトッピングするなど、初心者でもトライしやすい方法でスイーツを作っていましたが、キッチンで一生懸命に作業する父の姿を見るのが好きでした。また、母は、普段から父に『ありがとう』と感謝を伝える人。両親がきちんと感謝を伝え合う家庭は、円滑に進んでいくものだと思います」。

田畑で得た経験が 大人になった今も活きている

イチゴやブドウをはじめとする果物狩り、キノコ狩り、さらにはタケノコ狩りも。「子供時代に“狩り”とつくアクティビティは、ほぼ全て体験しました」と、小林さん。幼い頃から田畑は身近な存在であり、生産を通して人々の生活を支える生産者は、リスペクトの対象だったという。また、田畑や生産者は、生産過程や果菜類について教えてくれる“先生”でもあった。こうして得た知識は今も活きており、食事の時間がより充実するきっかけになったそう。

「例えば、レストランでプルーンを使った料理が出てきた時、『おいしいね』って他愛なく味わうのもいいと思います。でも、『生のプルーンって、食べたことある?』『生のプルーンは常温で追熟すると、すごくおいしくなるんだよ』なんて話しながら味わえば、その場がより楽しいものになると思います」。

食べられないものを減らす。田畑で過ごす時間をつくり、生産について学ぶ。小林さんの両親が、子供時代の小林さんに与えた機会は、当人に影響を与え続けている。「食事や、一緒に食事する人とのコミュニケーションが楽しめるのは、大切なこと。巧な食育をほどこしてくれた両親には、感謝しています」。

“一人の人間”に戻れる 畑仕事が大好き

都合がつく時は、新潟県上越市にある限界集落へ出かけ、米づくりの手伝いをしているという小林さん。田んぼの主は、父の古い友人。同氏が人手不足に悩まされていると知り、父と一緒に米づくりを手伝うことにしたそう。こう、米づくりへの思いを語る。

昔から田畑や土、植物は身近な存在だったので、当初から農作業をすることに抵抗は感じませんでした。畑仕事なので作業内容は基本的に地味ですが、土や植物に触れる時間は、すごく楽しいですね。女優やモデルとしての肩書きをいったん捨て、一人の人間に戻れる感覚も気に入っています」。

田んぼを眺めながらおにぎりを食べたり、用水路でじゃぶじゃぶと汚れた長靴を洗ったり。こうした何気なくも日常からかけ離れたひと時から、エネルギーを感受できる人もいる。子供時代の体験が、こうした感受性を養うのかもしれない。

田んぼで働くとリフレッシュできるし、フラットになれます。子供時代、田畑で過ごす機会が多かったからこそ、農作業を心から楽しめているんでしょうね。今はコロナ禍ではありますが、必要な対策をとりながら田んぼの手伝いを続けていきたいですね」。

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PROFILE

小林涼子
1989年11月8日 東京都出身。
現在放送中のドコモ 新CM iPhone 13「新しい映像体験」篇など話題の広告に出演。10月放送TBS系火曜ドラマ「 婚姻届に判を捺しただけですが」を始めMBS系 「どうせもう逃げられない 」他、WOWOW開局30周年記念連続ドラマW「ソロモンの偽証」などドラマが放送中。


文:緒方佳子
写真:松尾夏樹
スタイリング:宮本祐希
ヘアメイク:TAKACO

Source: FQ JAPAN 男の育児online

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